サヌカイト 音楽の石

サヌカイトとは

サヌカイトと石材

サヌカイト(sanukite)とは別名を讃岐石、磬石、カンカン石、音楽の石とも呼びます。
サヌカイトが学名になります。
サヌカイトは叩くと高く澄んだ音が出る、特徴的な石です。
サヌカイトはその名の由来になった讃岐地方(香川県)、大阪と奈良の境界にある双子山でのみ採掘される、貴重な天然石です。特に讃岐地方でほとんどのサヌカイトがほとんどの産出量を占めます。
サヌカイトの色は青みがかった灰色で、青系、灰色の縞模様が入っているサヌカイトもあります。
サヌカイトは2007年に地質学からみた貴重な日本の資源である、「日本の地質百選」に選出されています。

サヌカイトの用途は、主にインテリア。
サヌカイトを加工して風鈴にしたり、玄関や部屋に吊るして合図用に使われています。
また、サヌカイトの主要な産地である讃岐地方では、仏具などにも使われてきました。
最近ではサヌカイトの澄んだ音色が注目されて、打楽器にも使われています。
大小のサヌカイトを並べ、木琴のように音階を調整して音を出すのです。
当初は博物館などで展示されるに留まっていましたが、サヌカイトの音色はじょじょに知られるところとなって、CDも発売されました。
サヌカイトを使って演奏したCDは、素朴で透明感のある音がヒーリング音楽とされて、リラックスできて不眠解消にも効果があるといわれています。

サヌカイトの音色が聴けるCD<strong>サヌカイト</strong>から、お気に入りの曲を探してみるのもいいでしょう。

サヌカイトは大きな石は庭石に使われることもあります。
サヌカイトの中には音が出ない石もあり、そういったサヌカイトは砕石されて建築資材や砂利に利用されてもいます。
サヌカイトを庭石にしたら、雨だれが石を叩く音が聞こえるかもしれませんね。



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